籐で出来た土瓶の取っ手は、
島根県松江市で籠を作っている長崎 誠さんに、
2009年に弟子入りをして、
2015年から販売を始めました。
長崎さんは松江市大庭町にある
<かんべの里>で仕事をしています。
インドネシアやマレーシアなどの熱帯で育った
籐(とう)を鉈で割って籠を作ります。
長崎さんは江戸末期から続く
<松江藩籐細工>の6代目です。
<花結組籠>
6代目 長崎誠 2009年製作
長崎さんは
いろいろな種類の籠を作ってこられましたが、
50数年前にお父さんに弟子入りした時から
10年間は土瓶の取っ手だけを作っています。
当時(1970年代)は民藝のいろいろな窯元から
取っ手の依頼がありお父さんと二人三脚で
取っ手を作っていたそうです。
長崎さんは2000年代後半から腰痛になり
取っ手の製作をしておりませんが、
取っ手を探されている窯元さんは多いので、
これまで数人の方に取っ手の製作方法を伝授されています。
長崎家の歴史についてはこちら
私はいろいろな大きさの取っ手を作っていますが、
3.5寸(約10.5p)と4寸(約12p)を
良く作っています。
長崎さんと仲の良い島根県松江市の原 洋一さんの小土瓶に、
3,5寸の取っ手を取り付けて10年使った物です。
原さんの土瓶は取っ手を付けるところが厚いので、
掛けるところを長く作っています。
原 洋一さんの大土瓶に、
4寸の取っ手を取り付けて10年使った物です。
洗う時に取っ手を倒さず、
取っ手に水分が掛かり過ぎないようにすると
取っ手が痛み難いです。
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