原さんからご助言を頂き、
私のお店で展示会を企画しました。
長崎さんの知人やお客様から籠を約50点お借りして展示をしました。
様々な形の籠をたくさんの方にご覧頂き、
ご覧頂いた方のご感想を長崎さんに渡す事が出来ました。
たくさんの方から
<すばらしい><是非残して欲しい>とが感想を頂き、
長崎さんの元気が戻った様に感じました。
会期が終わって一週間後に長崎さんから思わぬ提案を頂きました。
その提案とは、
籐細工教室を10年間
お手伝いされている(2013年当時)角さんと、
私に花結び編みを教えるから跡を継がないかという事でした。
私は鞄屋を続けますが、
それでもかまいませんかとお伝えすると、
<籠屋だけでは食べていけないから、
他に稼ぎがあった方が好ましい。>
と長崎さんがおっしゃいました。
角さんも私も、
花結組籠の編み方を習うことになりました。
習い始めて8つ目の籠で何とか、
長崎さんの籠に似たような形になりました。
編んでいて分かったことは、
籠を形成するたくさんの要素が積み重なって、
長崎家でしか作れない、
特殊な籠が出来上がっているという事でした。
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